語学上達の秘訣
Part 1: 音楽編
様々な観点から語学と音楽との関連性について研究されていますが、これほど優れたセルフトレーニング方法は他に無いのではないでしょうか?語学と音楽に対しアンテナを張ることで、上達への相乗効果が期待されます。
音楽を聴いて「感動」する
「感動」はモチベーションへの大きな推進力となります。「感動」はおそらく過度な期待をしていない場合に発現するもので、個人差もあり人工的に作り出したりできない事象でしょうが、言葉では表現できないような神の手により創造されたのかと思える音楽は世界中に数多くあり、例えばクラシックならバッハやショパン、ポップス・ロックならビートルズ等が一般的によく知られ、多くの人が一度は音楽を聴いて感動した経験があるのではないでしょうか。
新旧問わず欧米の音楽文化から学べるものはたくさんあります。音楽に感動することからスタートし、外国語の歌詞を探求し、できれば気に入った音楽を楽器で奏でたり歌ったりして、究極的には自作の曲を創ることで創造的なマインドに辿り着くことができます。そのプロセスは言語学習の追及に似ており、例えば文学にしても本を読み耽った果てに作品を発表するのが作家であり、そこまでの境地に辿り着かなくとも、その一連の過程を踏んで行くことは間違いなく上達へ進む道で、やればやるほど血となり肉となります。

音楽は「リズム」と「メロディー」の2大要素から成り立っている
各言語には抑揚(イントネーション)があり、発音も含め本による学習ではなかなか習得できないものです。

外国語を習得する早道は現地で慣れるのが一番だとよく言われますが、私たちは日本に住んでいてまとまった時間を海外で過ごすことができないから外国語学校で学ぶ訳です。プラス日常生活の中から効率的な学習方法が無いか探してみると、身近に音楽があるではないですか!音楽には国境が無く、いつでもどこでも気軽に楽しみながら触れることができます。自然に「リズム」や「メロディー」を掴み、できれば音楽に合わせて歌ってみてください。発声しながら自分の声を確認し、ネイティブの歌にリンクすることで発音が強化されます。「メロディー」は普遍的で、「リズム」は進化するものです。時代毎の文化の推移をうかがい知る事もでき、何と言っても日本には“カラオケ”という健康法がありますから、簡単にトレーニングが可能ですね!
音楽人口は多く、コミュニケーションに有用
海外に出向き外国語でコミュニケーションをする際に、どんなアーティストが好きかという話題になることもあるでしょう。
現地のアーティストをリスペクトすることは、その国の人にとっても嬉しいことです。話が発展し、知り得なかった情報を得ることもあり、また日本の音楽事情も伝えることができれば、立派な文化交流ですね!外国の曲を現地人と一緒に歌い時間を共有できれば、また更なる感動を生みます。
とにかく音楽は、言語学習にとっての万能薬なのです♪

Ryuji
Share this post